「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」
ガネーシャの課題はもちろん、死神の言葉も読みどころのひとつです。
後悔しない生き方について考えさせられる作品です。
完璧を求める
失敗したらダメ。
人に迷惑をかけるのはよくない。
この考えが強く根付いていて、自分にも他人にも「完璧さ」を求めていました。
・パートナー
・友達
・仕事仲間
他人のちょっとした失敗にイライラすることがよくありました。
「なんでこんなに腹が立つんだろう?」と不思議に感じていました。
気づかないうちに、自分と他人に厳しい目を向けていました。
誰でも失敗することがあるし、迷惑をかけることもあります。
完璧な状態を望めば望むだけ、完璧やないことにイライラしたり、苦しむことになるわな。たとえば、完璧な美しさを望んどる人は、顔にできた小っさなできものがめちゃめちゃ気になって何も手につかんくなったりするもんやろ
水野敬也 夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神(文響社)
この文章が、凝り固まった考え方や物事の捉え方を変えるきっかけをくれました。
「完璧な人はいない」と思うと、ちょっとしたことにもイライラしなくなりました。
「いい人」になりたい
いい人=相手の期待に応える人という認識があります。
今まで判断に迷う場面が何度かありました。
・いい人と思われたい
・相手が求めていることをかなえたい
と思いすぎて、自分の気持ちを後回しすることがありました。
自分の人生だから自分の素直な気持ちを信じて選択していいんです。
いい人にならなくていい。
ちゃんと自分の気持ちに耳を傾けて後悔のない選択をしましょう。
判断に迷うちゅうことは、自分の本心と、周囲からの期待が合うてへん場合がほとんどやねん。そんで、自分がこれまで周囲の人の気持ち大切にしてきたんなら、違う方を選択する勇気も持たなあかん。その両方を経験して初めて、自分にとってほんまに大事なもんが何か分かるんやからな
水野敬也 夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神(文響社)
思考を整理する
「紙に書き出す」の効果を実感しました。
パートナーと、あるテーマについて話し合っていたときです。
なんて伝えたらいいかなぁ。
この気持ちってどう表現したらいいんやろ。
自分の思いや考えがぼんやりしていて、うまく言葉にできないしパートナーにも伝わらなくてお互いモヤモヤしていました。
一人になって考えているときに、そのテーマから連想できることを紙に書き出しました。
・楽しそう
・怖い
・不安、など
思いつく限り紙に書き出すと、頭の中でぼんやりしていたものがはっきりと見えるようになりました。
紙に書き出すことは、自分の考えをまとめたり自分の思いを客観的にみることができます。
頭で考えて終わりにするんやのうて、まずは書き出してみることが大事やねん
水野敬也 夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神(文響社)
ブログ記事や文章を書くときに使える方法です。
箇条書きでもいいので思いつくままに書き出すと思考が整理されます!
まとめ
「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」
いつもガネーシャの”真面目”と”お笑い”のモード切替に魅了されています。
今作は死神のサポートが効いていました。
いつも以上にガネーシャの課題や言葉の良さを感じられます。
これからの生き方について考えさせられる1冊です。
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